梶本修身先生の著書『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』

が当たりました。
四半期ごとに送られてくるニュースレター「イミダプラス」で梶本先生の新刊
のプレゼントがあったので応募してみたところ当たりました。
少し前に前作
のプレゼントもあったので応募しましたがこちらは外れたのでKindle版を買って読みました。
こちらの内容はタイトル通り「疲労」に関することが書かれていて最近著者はテレビにも頻繁に出演していて疲労について解説しいているのでご存じの方も増えてきているとは思います。
簡単に要約しておくと次の通りです。
全ての疲労は脳が原因
「全ての疲労は脳が原因」とは多少誇張だと思いますが、例えばマラソン大会で普段よりタイムが良かったりゴルフで好スコアがでたりすると肉体的には疲れているはずなのにあまり疲労を感じないということは誰でも経験があると思います。
逆にプレゼンがうまくいかなかったりテストの成績が悪かった場合などは肉体的にはそれほど疲れていないはずなのにドッと疲れが出るということも周知の事実です。
このように普段感じる疲労は肉体的な疲労よりも脳が疲れている場合が多いのです。
そしてその原因は活性酸素により自律神経が傷ついていることによると書かれています。
また、一見疲労とは関係なさそうないびきや紫外線も関係していると詳しく解説してあります。
そして最近ではだいぶお馴染みとなってきた鳥の胸肉やマグロやカツオに多く含まれているイミダゾールジペプチドという成分が疲労回復に有効と結論づけています。
仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方
次に今回当選した『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』ですがこちらのタイトルは一見著者の専門とは違うような気がします。
ただ、疲労の研究で有名な著者ですが『すべての疲労は脳が原因』という著作があるように脳についても詳しいようです。
イチロー、島田紳助などの有名人の天才的なプレーやトーク術を紹介してこのような能力はメタ認知能力やワーキングメモリーを鍛えることによって養えると書いてあります。
特に島田紳助さんについて詳しく解説してあります。私も紳助さんは結構好きでテレビではよく見ていましたがこの本で解説してあるほど深く知りませんでした。梶本先生は随分詳しく彼を研究していたのだなと思っていたらやはり個人的にも親交があるようでした。
メタ認知の「メタ」とは「高次の」という意味です。場の空気を読む能力などもメタ認知能力です。
メタ認知能力を強化するには、一つのことに集中してはいけない等、集中することの弊害が書かれています。また、自分自身を俯瞰してみる癖をつけることもメタ認知能力を鍛える有効な手段と書かれています。
これはやってみたくなりました。例えば何かにイラッとした時などすぐに反応せずに客観的に自分を見ることができれば冷静な判断が下せそうです。
また、プレゼンなど緊張する場面でも上から別の自分が見ていることを想像すると冷静になれます。今後意識してやってみようと思います。
その他にもたくさん簡単に実践できて脳トレに役立つ技が分かりやすく解説されています。
最後の方にはやはり専門分野の疲労に関することが書かれておりその点は前作の『すべての疲労は脳が原因』と同じようなことが書かれています。
テレビて見ていても分りますが、梶本修身氏は説明がうまく説得力があるので著書もサラサラと読めて分かりやすく役に立ちます。
この本には脳をブラッシュアップするためのヒントが散りばめられているので脳を酷使している現代人にとって有意義な一冊といえるでしょう。